結婚式シーズンで多くのご注文をいただきまして、誠にありがとうございます。
席札枡（結婚式　名入れ枡　名入り枡）まあ、様々な呼び方がありますが、どれも同じでございます。

席札枡をご注文される方は基本的に「鏡割りをするから」「ちょっとしたものを入れて配るから」という理由です。

さて、何気なく枡を作ろうと考えた方々、「大正解！」です。
なぜ「大正解」かと申しますと、枡は「福をもたらす」からです。
昔から「枡の中は異界」と言われ、中に入れたものに霊力をもたらせ厄を払うとされてきました。
だから農耕儀礼に用いられたり、神様へのお供え物も枡に入れられてきたことと、節分の豆を枡に入れて霊力を持たせ邪気を払って福を招くことに使われているのです。
ちゃんと意味があるのです。

然るに枡を贈るということは、その人に「福を招く」という素晴らしい気づかいとプレゼントになるのです。

さて、その枡に新郎新婦の思う自由なデザインを施したいという気持ち、よく分かります。
キャラクターだったり新郎新婦の名前だったり。
でも、その枡を貰う方はどう思うでしょうか。
ご自分が貰う立場なら欲しいとか持って帰って飾ろうとか思いますか？
自宅で使いにくいのではないでしょうか？

いろいろ思うかもしれませんが、ここはぐっと堪えて「招待者の名前だけ」という大人仕様にすることを強くお薦めさせていただきます。
せっかく「福を招く枡」ですから持って帰って使ってほしいですよね。
オーセンティックに漢字でお名前を入れるのも良いですし、ローマ字の筆記体で入れるのも素敵です。
ローマ字筆記体は弊社では人気です。
「枡に合うのか？」とお思いでしょうが、これが合うんです！
名前の入れ方をちょっと変えるだけでも雰囲気は変わりますので、余計な装飾は不要となります。
枡がシンプルな形なので、デザインもシンプルが最も上品に見えます。

ということで本日の講義は終わります。
皆様からのお問い合わせ、ご注文をお待ち申し上げております。

株式会社マル仁
加藤智一